近年、SDGsやサステナビリティという言葉とともに、「ESG」という言葉を耳にする機会が増えました。投資にかかわる概念とわかっていても、詳しくは知らない方も多いのではないでしょうか。ESGとは何か、なぜ重視されているのか、企業は何をすべきなのか、ESGのポイントについて本稿にて解説していきます。次に、世界のESG投資の統計を集計している国際団体、GSIA(Global Sustainable Investment Alliance)が分類している、7つのESG投資について確認していきましょう。
知っておきたいESGの基礎知識(1) ESGを理解するはこちら
知っておきたいESGの基礎知識(3) 企業に求められるESG対応はこちら
ネガティブ・スクリーニング
ネガティブ・スクリーニングは、特定業界を投資対象から除外する投資手法です。除外される業界は、武器、たばこ、原子力発電、ポルノ、ギャンブル、アルコール、化石燃料等です。SRIの時代に、キリスト教系の財団や年金基金が、この手法を取り入れ始めたため、元々は宗教的倫理観に反することが除外理由でした。最近では、環境破壊も除外理由となっています。
また、特に欧州では、金融政策「EUサステナブルファイナンス・アクションプラン」に基づき、「サステナブル」を定義。倫理基準での単純なネガティブ・スクリーニングは、ESG投資とは見なさなくなっています。
国際規範スクリーニング
国際規範スクリーニングは、環境破壊や人権侵害等、国際的な規範を基に、最低限の基準を満たさない企業の株や債券を、業界横断で投資対象から除外する手法です。
参照する国際規範は、個々の機関投資家が判断するため、国際労働機関(ILO)やOECD、国連機関のもの等、多岐にわたります。
ポジティブ・スクリーニング/ベスト・イン・クラス
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