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国際的な基準である「ISO」。見聞きしたことはあっても、具体的に企業にどのような影響を及ぼすのか理解していない人も多いのではないでしょうか。ここでは、ISOを取得するための具体的な取り組みについて学んでいきましょう。
「組織の仕組みを作るISOの基礎知識(1) ISOの基本」はこちら
「組織の仕組みを作るISOの基礎知識(2) ISOのメリット」はこちら
どこから手を付けるべきか
組織がISOを取得する際は、まずはどの規格(ISO9001、ISO14001など)に取り組むかを決定する必要があります。取引先からの要求や会社がISOを取得することによって何をしたいか、「組織の仕組みを作るISOの基礎知識(1) ISOの基本」の「目的」に合わせて選びましょう。
また、ISOを取得する範囲についても、本社のみで取り組むのか、あるいは支店、工場、部門、製品などの一部に限るのかも決めます。これらを「適用範囲」といいます。
審査を行う審査会社を決める必要もあります。日本の審査機関は主なものだけで50社ほどあります。それぞれ得意としている分野などがありますので、自社の目的に適した審査会社を選ぶことが大切です。
認証取得までの流れ
ISO認証取得まで、一般的に6〜12か月程度を要します。ISOシステム構築まで約3〜4か月、その後3か月〜半年程度システムを運用し、問題がなければ審査を受け、認証取得できるという流れです。これは、規格の種類、組織の規模や書類の整備状況等によって大きく異なります。
ISOの認証に向けての大まかな流れは次の通りです。
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