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コンプライアンスの重要性は高まっているものの、大手企業の不祥事は後を絶ちません。このようなコンプライアンスの限界は「インテグリティ」を浸透させれば補完できます。ここではインテグリティの意味や定義、コンプライアンスとの違いについて見ていきましょう。
「コンプライアンスを補完する インテグリティの基礎知識(2) 組織のインテグリティ」はこちら
コンプライアンスの限界を補うインテグリティ
約30年前にアメリカから導入されたコンプライアンスには、受け身的でネガティブなイメージが付いてしまっています。また、ルールを官僚的に適用して本末転倒な結果を招く以下のような事例も多いです。
- 「気温が30度以上の日はプールに入れない」方針の学校で、校庭で走らせて熱中症にさせた
- 「最短距離」で定期券を申請する規程に縛られ、より早く、より安いルートの定期券を使えない
インテグリティは「完全」という原義があり、誠実、高潔、
コロナ禍で広がったテレワークによって、自宅での勤怠管理やセキュリティ等のコンプライアンスの必要性は高まっています。しかし、目の行き届かない管理にも限界があります。とはいえ、管理の縛りを強化するとエンゲージメントが低下し、離職率が高まってしまうでしょう。結局は、社員各自に任せざるを得ない部分が出てきます。そこで、コンプライアンスの限界を補う「インテグリティ」に注目が集まっています。
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