総務入門講座

知っておきたいESGの基礎知識(3) 企業に求められるESG対応

株式会社ニューラル 事業開発室長 菊池 尚人
最終更新日:
2021年10月28日
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近年、SDGsやサステナビリティという言葉とともに、「ESG」という言葉を耳にする機会が増えました。投資にかかわる概念とわかっていても、詳しくは知らない方も多いのではないでしょうか。ESGとは何か、なぜ重視されているのか、企業は何をすべきなのか、ESGのポイントについて本稿にて解説していきます。最後にESGに対応するためには、企業は何から取り組んでいくべきか、確認しましょう。

知っておきたいESGの基礎知識(1) ESGを理解するはこちら

知っておきたいESGの基礎知識(2) 7つのESG投資手法はこちら

投資家が求めているもの

これまでのお話でご理解いただけるかと思いますが、機関投資家が投資先企業に求めているのは、「SDGsやESGへの貢献」等といった抽象的な表明ではありません。具体的に長期リスクにどのように対応し、機会を捉えるかを戦略として示すとともに、実際のアクションや実績の情報開示が必要となります。

このようにお話をすると、「結局、投資家向けの株価対策なのか?」という声を聞くこともあります。率直に回答するのであれば、その通りです。しかし、その投資家が求めているのは、長期的なリスクと機会に対応する戦略と、それを管理するガバナンス体制の整備です。つまり、ESGは「メリットがあれば施策単位で検討すべき小論点」ではなく、そもそも「経営戦略上、重要な大論点の一つ」と捉える方が適切です。

たとえば、インターネットサービスの会社がサイバーセキュリティについて対応することや、飲料メーカーが高品質の水源を確保・保全することは、いうまでもなく経営戦略上、重要な論点です。いずれも欠けていると収益への影響が避けられないでしょう。その半面、サイバーセキュリティは「社会」や「ガバナンス」、水は「環境」の観点でESGの重要なテーマとしても捉えることができるのです。

進むカーボンニュートラルの動き

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著者プロフィール

株式会社ニューラル 事業開発室長
菊池 尚人

大学卒業後、2016年PwCコンサルティング合同会社に入社。新興国の環境/社会課題解決へのイノベーション創出を支援。2019年より現職。サービス開発や、大手企業・金融機関向けESG戦略・投資アドバイザリーに従事。ニュースサイト「Sustainable Japan」編集。

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