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自社の新商品や新サービスを大勢の人たちに知ってもらうためには、プレスリリースを配信し、メディアに取り上げてもらう必要があります。大量に配信されるプレスリリースの中から、選ばれて掲載されるのは容易ではありません。メディアの目に留まるような、魅力的なプレスリリースの書き方を、ニュースを扱うプロである女子アナウンサーがわかりやすく伝授します。ここでは、プレリリースの届け方と、プレスリリースを魅力的にするテクニックを見ていきましょう。
「メディア掲載数が格段にアップ! 魅力的なプレスリリースの書き方(1)」はこちら
プレスリリースの届け方
企業の広報担当者は、プレスリリースを一生懸命に時間をかけて作っていますよね。しかし、そのリリースが相手にしっかり届いているかまで確認しているでしょうか。現状は、配信サイトを使ってWeb上で発信して終わり、というケースが少なくありません。Web上で配信してWebメディアに転載されることはあっても、実際の取材にはつながらないという課題を感じている広報の方によく出会います。せっかく作ったプレスリリースですから、新聞記者やテレビのディレクター、Webライターなどに直接届けて、取材につながるようにしっかりと動くのが大切です。
では、実際にプレスリリースをどうやって届けていくかの手順をお伝えします。
1.アプローチリスト作成
まず1つ目は、アプローチリストの作成です。誰にどんなリリースを届けたいかによって、アプローチ先が異なります。すばらしい内容であっても、届ける相手を間違えていると、なかなか取材にはつながりません。そのため「誰に」そのリリースを届けるのか、そのリリースを受け取ったら取材したくなる相手は誰なのか、といったリサーチから始めます。
たとえば、SDGsの切り口のプレスリリースを届けたいと思ったら、SDGsの番組を作っているテレビのディレクターやWebライター、新聞記者に届ける必要があります。せっかく良い内容でも、経済記者にそのリリースを届けてしまったら、取材実現にはならないのです。
そのために、リリースを届けるアプローチ先リストの作成が非常に重要となります。営業でいうアタックリストの作成です。このアプローチ先リストがずれてしまうと、いくら適切な言葉で伝えたところで相手には届きません。
よって、リリースを届けるアプローチ先リストの作成は、アプローチ前にしっかりと行いましょう。自社の情報がマッチするメディアは、テレビなのかラジオなのか、雑誌なのか……これらをリサーチして届けるためには、メディアのことをよく理解する必要があります。
2.トークスクリプト作成
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