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前回はオフィスレイアウトを変える際の事前準備について解説しました。今回は、それぞれの業務支援スペースの特徴を押さえたレイアウトと、社員のモチベーションを上げるレイアウトについて見ていきましょう。
「業務効率アップ&離職率ダウン! オフィスレイアウトの基礎知識(1) レイアウト変更の事前準備」はこちら
各業務支援スペースの特徴を押さえてレイアウトを考える
次に業務支援スペースのレイアウトについて見ていきましょう。業務支援スペースとは、執務スペース以外で仕事を直接的に支援する場です。それぞれのポイントに絞って説明します。
1.会議スペース
会議室の規模や使用目的、使用頻度、使用人数に応じて空間を計画します。会議室は1つのテーブルを複数人数で共用することが多いため、座る間隔に留意することが必要です(図表1)。壁とテーブル間の寸法、テーブルとテーブル間の寸法は、人が座る、いすを引く、人が通行するなどの条件と、その安全性を十分に考慮して家具などを設置しましょう(図表2)。
2.打ち合わせスペース
打ち合わせスペースは気軽に利用できることを考え、オープンな空間に設置しましょう。また打ち合わせ以外で作業テーブルとして使用されることもあり、利用する人数は比較的少数で、2人から6人程度になります。社内のみで使用する場合は、執務スペース内のデスクに近い場所が望ましく、外部の人が入る場合は、セキュリティや来訪者の動線からエントランスに近い場所に設置しましょう。
3.応接スペース
応接スペースは接客や外部の人とのプレゼンテーションの場になります。一般的に、「面接や会話を中心とする」応接室と、「プレゼンテーションや打ち合わせなどを中心とする」応接室の2つのタイプがあります。そして、接客の内容によってレイアウトや家具も異なります。
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