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国際的な基準である「ISO」。見聞きしたことはあっても、具体的に企業にどのような影響を及ぼすのか理解していない人も多いのではないでしょうか。ここでは、ISOを取得するとどんなメリットがあるのか、見ていきましょう。
「組織の仕組みを作るISOの基礎知識(1) ISOの基本」はこちら
「組織の仕組みを作るISOの基礎知識(3) ISOを取得するには」はこちら
ISOとPDCAの仕組み
ISOでは、ルールを作って(Plan)、ルール通りに実施し(Do)、ルールが守られているかどうかをチェックし(Check)、ルールをさらに良いものへと改善させていく(Action)というPDCAの仕組みが定着していきます。
たとえば、トラブルが生じた場合、その原因が「誰かのせい」や「たまたま」だとすれば、再度同じようなトラブルが発生し、いつまでも原因究明ができないことがあります。ISOでは、トラブルの原因を人ではなく「システム」だと考え原因を追究するため、対処がスムーズになります。
また、ルール通りにやらなくてもうまくいくからと、ルールが守られていない会社もあります。その場合は「うまくいくルール」になるよう、ルール自体を変更し、それをみんなが守るという方向にしていきます。
そしてさらに、ルール通り行うことで不都合がないか、もっと良いルールはないかを継続的に確認し、改善していきます。ISOの大きなメリットは、PDCAの仕組みが作られるということです。
「P」「D」「C」の仕組みが作られることによるメリット
組織としてのルールを作り、そのルール通りに実施できるようにするため、作業手順を明確にし、誰もが同じ手順で作業できるよう作業の標準化を行います。そのことにより、次のようなメリットがあります。
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