休日の寝過ぎで起こる「社会的時差ボケ」に注意! 仕事のパフォーマンスを上げる休みの過ごし方

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従業員のパフォーマンス向上のために考えられる施策はさまざまです。休みやすい環境づくりは重要な取り組みの一つですが、休暇中の過ごし方もまたパフォーマンスに影響することがわかっています。今回は、働き方改革と併せて実施したい、「休み方改革」について解説します。
余暇の過ごし方による仕事へのポジティブな影響
読者のみなさんは日々の業務において、従業員が健康にイキイキ働き、パフォーマンス向上につなげるための施策を検討、導入されていることと思います。パフォーマンス向上のためにまず重要なのは、きちんと休むこと。厚労省も働き方改革に併せて休み方改革を推進しており、2019年4月の労働基準法改正による有給休暇取得の義務化をはじめ、キッズウィークや選択的週休3日制、しわ寄せ防止対策などの取り組みを「働き方・休み方改善ポータルサイト」で紹介しています。
愛知県の株式会社名古屋銀行(従業員数:1805人)では、年次有給休暇の取得率向上および連続取得を促進しています。多様な特別休暇の導入や取得促進などにより有給休暇取得率を7.4%向上させ、さらに男性育休取得率100%を達成しました。今後は、男性上司が率先して育休を取得することで、育休取得の日数を伸ばしていくことを目標としているようです。詳しい経緯や導入の効果は、愛知県の「休み方改革」プロジェクト特設サイトに掲載されています。
名古屋銀行のように休暇の取得のしやすさ、取得の仕方の工夫により休暇取得率を上げることはもちろん重要です。それと同じくらい、休日をいかに過ごすかもパフォーマンス向上の重要なポイントだと筆者は考えます。以降は、休日の過ごし方が仕事に与えるポジティブな影響について解説します。ぜひ、社内施策のヒントにしてください。
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