お盆明けこそ要注意! だるさや食欲低下を「夏バテ」で終わらせない、従業員のメンタルケア
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夏になると、「体がだるい」「夜よく眠れない」「食欲がない」と訴える従業員が増えてきます。本人も周囲も、「暑い時期だから仕方がない」「少し休めば元に戻るだろう」と考えがちです。
もちろん、暑さによる疲労や睡眠不足は、夏に広く見られる不調です。しかし、だるさ、不眠、食欲低下、集中力の低下といった症状は、メンタルヘルス不調の初期にも現れます。夏バテだと思ってようすを見ているうちに状態が悪化し、遅刻や欠勤が増え、長期休職に至ることもあります。
企業に求められるのは、従業員の症状から病名を推測することではありません。「夏だから」と一括りにせず、普段との違いを捉え、身体面とメンタル面の両方から必要な支援につなげることです。
夏バテは、暑さだけで起きるわけではない
一般に夏バテとは、暑さや室内外の寒暖差などによって生じる疲労感、食欲低下、睡眠の乱れといった不調をまとめて表す言葉です。正式な診断名ではなく、その背景には複数の要因が重なっています。
たとえば、熱帯夜が続けば寝付きが悪くなり、途中で目が覚めやすくなります。睡眠時間を確保できていても、眠りが浅ければ翌日に疲労感や眠気が残ります。仕事中の集中力や判断力が落ち、普段なら起こさないミスが増えることもあります。寝付きを良くしようとして飲酒量が増えると、一時的に眠くなっても睡眠の質が低下し、翌日のだるさを強める場合があります。また、食欲が低下して食事の回数や量が減れば、体力が回復しにくくなります。猛暑の中での通勤、外回り、冷房の効いた室内との往復も、心身の負担になります。
身体の調子が崩れると、気分や思考にも影響します。疲れが取れない状態が続けば、物事を悲観的に捉えやすくなり、仕事への意欲も低下するでしょう。一方で、仕事上のストレスや不安が強いと、眠れない、食べられない、頭痛や胃の不快感が続くといった身体症状が前面に出ることがあります。
つまり、夏の不調を「体の問題」か「心の問題」かの二択で捉えることはできません。暑さによる睡眠不足や疲労をきっかけにメンタルヘルスの状態が悪化することもあれば、もともと抱えていた職場のストレスが、夏の体力低下によって表面化することもあるのです。
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