総務の引き出し(コミュニケーション)
リスケ、スキーム、サマリー……日本語じゃダメなの? 仕事ができる人は使わない「カタカナ言葉」
株式会社ヴィタミンM 代表取締役 鈴木 真理子
最終更新日:
2024年07月24日
カタカナ言葉をたくさん使うと、かっこよく、仕事ができそうな印象を与えるかもしれません。でも、「それって日本語でいいのでは」と思うことはありませんか? 仕事では事実を正しく伝え、冷静かつスピーディーに意思疎通をはかることが求められます。この機会に、どんな言葉を選べば「伝わる確率」が高まるのかをご一緒に考えましょう。
カタカナ言葉の効果を考える
みなさんの周りには、カタカナ言葉をたくさん使う人がいませんか? 筆者は職業柄、さまざまな業界で働く人と接する機会があります。また、経営層から新入社員まで幅広い年齢の方と話したりメールを送り合ったりします。
これまでのやり取りの中で気になったのは、カタカナ言葉でした。以前、ある商社で働く人から届いたメールに、こう書いてありました。
「クライアントにアテンドするスケジュールをリスケしてもらえませんか?」
あなたが読み手なら、この文章の意味をすぐ理解できますか?
日本語に書き換えると、「お客さまに同行する予定を再調整してもらえませんか?」。今でこそ「リスケ=リスケジュールの略」なのだと理解できますが、そのとき「リスケ」という言葉を初めて見た私は、意味がわかりませんでした。「リスケというからには、佐助の友達? いや違う……」とネットで意味を調べてから、ようやく文意がつかめたのです。
一方、メールを送ってきた方の会社では、語学に堪能な人が多いためか、カタカナ言葉を違和感なく使っており、「リスケ」も社内用語として通用していたようです。
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