さまざまな文書に貼付する収入印紙。バックオフィス担当者は、普段の業務で利用することもあると思います。ただし、収入印紙の貼付を忘れてしまうと、ペナルティーもあるので、その扱いには注意が必要です。ここでは、実際どのようにして使っていくのか、実務的な面を確認していきましょう。
覚えておくべき収入印紙の使用ルール(1) 収入印紙の基礎知識
どこで買えるのか
収入印紙は、郵便局・コンビニエンスストア・法務局・役所・金券ショップなどの身近な場所で販売しています。収入印紙は額面金額1円から10万円まで31種類ありますが、コンビニエンスストアでは通常200円の印紙しか販売していません。
高額な収入印紙や、200円以下の小額印紙は、郵便局や法務局で購入できます。
貼り方と消印について
収入印紙を課税文書に貼る場合、貼る場所について法律上の決まりはありません。領収書であれば、収入印紙の貼付欄があればそこに貼りますが、なければ空きスペースのどこかに貼れば大丈夫です。また、契約書であれば、契約書の表題付近の空きスペースに貼るのが一般的です(図表)。
収入印紙をただ課税文書へ貼り付けるだけでは印紙税を納付したことにはならず、収入印紙に消印を押すことで印紙税の納税が完了します。
消印は、領収書や契約書と収入印紙の間にまたがる形で明瞭に押します。消印を押す印鑑は、通常、会社名や担当者の氏名が彫られたはんこを押しますが、角印や浸透印(いわゆるシヤチハタ)を押す方法も認められます。
なお、ボールペンによる署名も問題ありませんが、簡単に消せる鉛筆での署名は消印したと認められず無効となります。
貼付・消印を忘れた場合はどうなる?
※掲載されている情報は記事公開時点のものです。最新の情報と異なる場合があります。
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