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ソーシャル・メディアとは
ソーシャル・メディアのサービス(SNS)を、自社の活動やキャンペーン等の情報発信のために活用する企業は多いです。ツールや業種・業態で利用率が異なりますが、企業や企業担当者にSNSの活用状況を尋ねたさまざまな調査の結果を見ると、おおよそ3、4割は何らかのSNSで情報発信しているといってよいでしょう。企業アカウントの運用の解説の前に、ソーシャル・メディアとは何かをあらためてお伝えしておきたいと思います。
メディアは、大きくマス・メディアとソーシャル・メディアの2つに分けることができます。
マス・メディアは、新聞・テレビなどの媒体を指します。新聞・テレビは「マス」(不特定多数)を対象にしているためです。
似た言葉に「マスコミ」がありますが、マスコミはマス・コミュニケーションの略語であり、新聞社・テレビ局や記者などを指すものではありません。マス・コミュニケーションとは、新聞・テレビなどのマス・メディアによって、メッセージや情報をほぼ同時的に不特定多数に伝達する「1対N」のコミュニケーション形態のことを指しています。
日本では、マス・メディア、マスコミ、マス・コミュニケーションが同義に扱われることが多いため、混乱しやすいです。こうした使用実態を踏まえつつ、「マス・メディア」とは何かをあらためて整理していきましょう。
マス・メディアとは、新聞社・テレビ局が、不特定多数を対象に同時的に情報伝達する(1対Nの形態で行われるマス・コミュニケーション)際に、紙(新聞)・電波(テレビ)などを用いる媒体のことをいいます。
一方でソーシャル・メディアは、特定の個人と情報を受発信し合う双方向の形態で、コミュニケーションを行う媒体(サービス)を指します。
マス・コミュニケーションでは一方的に情報を受信するだけだった(いわば消費者だった)個人が、情報を発信する立場になり、かつ、個人間で相互に情報を受発信できるものです。ソーシャル・メディアは、基本的に「1対1」の情報伝達形態がたくさんの束になったような状態といえます。
理論的な話が続いたので、マス・メディアとソーシャル・メディアの違いを例示してみましょう。
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