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2年間、広報実務に役立つ経営・組織の理論やフレームワークを紹介しました。今回からは、より実践的な内容を扱っていきます。1年間を通じて、報道対応、ホームページ、社内広報という3つのテーマを扱っていく予定です。
報道対応業務の概要
報道対応とは、マスコミ向けのプレスリリース発信やマスコミからの取材依頼に対応する業務のことです。
製品・サービスの販売促進をあと押しする記事・報道機会の獲得を目指したり、経営計画や決算、人事情報などを開示したりします。日々の報道状況・内容を確認して、切り抜いた記事を社内共有する「クリッピング」も一般的でしょう。
プレスリリースや取材対応は、大手上場企業や社会インフラを担う企業であれば毎日のように発生します。一方、業種によってはプレスリリースや取材依頼の発信頻度は月に数回程度。業務内容はおおよそ共通していますが、業務量が企業によって異なります。
このように書くと業務内容はシンプルですが、プレスリリースの作成や取材依頼の対応に際して、社内の各部署と「調整」が必要です。報道対応業務は、マスコミ対応という華やかさがありますが、調整や関係構築に大半の時間を費やすので、実際に従事すると地味さに驚く方が多いです。
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