2024年11月に掲載された「総務のマニュアル」と「総務の引き出し」をご案内します。
- 総務のマニュアル:総務をはじめとするバックオフィス部門において話題のテーマの実務ノウハウを、毎月短期集中連載として複数回に分けて紹介
- 総務の引き出し:業務に直結する最新トピック(労働法/人事教育研修/SDGs/広報/労務管理/採用/デジタル化推進/コミュニケーション/メンタルヘルス/税務/防災)について各専門家が解説
総務のマニュアル「年齢と立場のギャップを解消する 年上部下マネジメントのポイント」
60歳を過ぎたら収入減も……増加する働くシニア。年上部下へのマネジメントはなぜ難しいのか?
近年、「年上の部下に対してどのように接したらよいか悩んでいる」という相談が増えています。本連載では「年上部下マネジメント」について、心構えや考え方、具体的なコミュニケーション手法について解説をしていきます。第1回はかかわり方の前段として、「年上部下マネジメント」の難しさの背景をご紹介します。
その遠慮、思い込みがシニアの活躍機会を奪う! 上司が心掛けるべき年上部下への接し方のポイント
前回「60歳を過ぎたら収入減も……増加する働くシニア。年上部下へのマネジメントはなぜ難しいのか?」では、シニア社員が増える中、ポストオフや賃金ダウンによりモチベーションが下がってしまうという問題と、若年労働力人口の減少によって組織が高齢化する問題が表面化する昨今、事業を支える主力としてのシニア社員への期待が高まっている現状をお伝えしました。今回は、年上部下への接し方について解説します。
「好きにやってください!」と丸投げした結果……年上部下に業務を依頼する際に陥りがちなパターン
前回「その遠慮、思い込みがシニアの活躍機会を奪う! 上司が心掛けるべき年上部下への接し方のポイント」では、年上部下に対する上司の過度な遠慮や「シニア層は新しいものやデジタルが苦手」などといったバイアスが、シニア社員本来の能力発揮を封じてしまう可能性と、上司自身が経験したことのないシニア社員の立場を想像することの難しさと大切さについてお伝えしました。若年労働力人口が減り組織が高齢化する中、シニア社員の活躍はますます期待されています。シニア社員がイキイキと活躍し成果を上げている組織にはどのようなポイントがあるのでしょうか。今回は、上司が陥りがちな望ましくないかかわり方と、押さえておきたい望ましいかかわり方の2つのケースをお伝えします。
総務の引き出し(広報)
人気のテーマは「パーパス・人的資本経営・サステナビリティ」 社内広報の3トレンド
筆者は、インターナル・コミュニケーションの支援を行うウィズワークス株式会社が主催する社内報の企画コンペティション「社内報アワード」の審査員を2017年から務めています。この7年、コロナ禍やデジタルツールの使用環境など、インターナル・コミュニケーションを取り巻く状況が大きく変化してきました。今回は、長年審査員を務めてきた経験を踏まえ、社内広報の3つのトレンドをご紹介します。
総務の引き出し(労働法)
他社の仕事もして長時間労働になったら自己責任? 副業・兼業において企業側に管理義務はあるか
副業・兼業の場合、雇用契約なら各事業所での労働時間は通算となるので長時間労働となることが予想される。その場合、自己の自由意思によるものなので、健康上の安全配慮は自己責任と思われるが……?
総務の引き出し(労務管理)
PayPayが初の資金移動業者になって再注目されるデジタル給与払い。導入に必要な手続きは?
厚生労働省が昨年に省令を改正し、賃金のデジタル払いが解禁されました。賃金のデジタル払いとは、銀行口座を介さずに、〇〇ペイなどの「資金移動業者」の口座に賃金を直接振り込む仕組みのことです。これを受けて、今年8月、厚生労働省はソフトバンクグループ傘下の決済大手「PayPay」を初めての賃金デジタル払いができる「資金移動業者」として指定しました。ほかの大手決済サービスも参入の動きを見せています。キャッシュレス決裁が急速に普及する中、賃金のデジタル払いの導入を検討する企業も増えてくるでしょう。 ここでは、賃金のデジタル払いを導入するにあたって事前に必要な手続きや注意点を確認するとともに、「PayPay給与受取」のサービス内容を簡単にご紹介します。
総務の引き出し(デジタル化推進)
ChatGPTとの併用でさらに便利に! 効率的にプレゼン資料がつくれる生成AI「ガンマ」とは
総務部門では、社内や取引先への説明、経営層への報告などで使用するプレゼンテーション資料の作成が頻繁に求められます。しかし、資料作成は多くの時間と労力を要する上、内容の一貫性を保ちながらデザインの統一をはかることが課題となることもあります。こうした中、AIツールであるChatGPTやプレゼンテーション生成AI「ガンマ」の登場により、資料作成の効率化が期待されています。これらのツールは、それぞれ異なる強みを持ち、併用することで質の高い資料をより短時間で作成することが可能です。今回は、ChatGPTとガンマを活用した資料作成の効率化と、セキュリティに関する注意点を詳しく解説します。
総務の引き出し(採用)
最終面接直前に適性検査を実施しても意味がない? 御社が求める人材を採用できない原因の調べ方
人手不足、採用難時代の現在において、多くの企業が「ほしい人を採用できない」と悩んでいると思います。日々原因やその対策を考えて、ああでもない、こうでもないと試行錯誤されているかもしれません。しかし、「ほしい人を採用できない」原因として考えられることは実は3つしかありません。それは、「そもそもほしい人が来ていない」か、「ほしい人を落としてしまっている」か、「ほしい人に途中で逃げられている」かです。ただ、自社において、そのどれによって「採用できないのか」がわからないまま、五里霧中で手当たり次第何かをやっているというところがほとんどです。しかし、当然ながら、原因が違えば、対策も違います。これをどうやって見抜いていけばよいのでしょうか。
総務の引き出し(メンタルヘルス)
「メンタルクリニックならじっくり話を聞いてくれる」は誤解! 失敗しないクリニック活用法
あなたにとって、メンタルクリニックとはどのような場所でしょうか? 優しい医師が丁寧に話を聞いて相談に乗ってくれるイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。今回は、実際に行ってみないとわからないメンタルクリニックの実際のようすや活用方法について解説します。
総務の引き出し(コミュニケーション)
【シーン別に紹介】ポイントを押さえればお互い気まずくならない! お誘いやお願いの上手な断り方
プライベートで上司や同僚、関係先などから会食や飲み会などに誘われたとき、都合が悪かったり別の理由があったりして、断らなければならないときがあります。また、ビジネスでは条件が折り合わないときや、相手の意に沿えないときは、当然ながら断らなければなりません。公私ともに断るときは、どう伝えたらいいか悩みがち。上手な断り方を知っておくと安心です。
総務の引き出し(税務)
【中小企業向け「賃上げ促進税制」】あらためて確認しておきたい2024年度の改正ポイント
中小企業向けの「賃上げ促進税制」とは、青色申告書を提出している中小企業者等が、一定の要件を満たした上で、前年度より給与等を増加させた場合に、その増加額の一部を法人税から税額控除できる制度のことです。本制度は、2022年度税制改正で、「所得拡大促進税制」が「賃上げ促進税制」へと引き継がれたもので、さらに2024年度税制改正において、より一層強化されています。今回は、改正後の賃上げ促進税制のポイントについて解説していきます。
総務の引き出し(SDGs)
障がい者とともに成長できる企業を目指すには? 障がい者雇用の課題と活用法のヒント
今回は、ダイバーシティを実現する上で重要となる「障がい者雇用」について解説していきます。
総務の引き出し(防災)
防災備蓄ばかり用意していてはダメ。命を守り、被害の拡大を防ぐ、災害発生直後に必要な3つの対応
企業防災では、消火設備の設置や避難経路の確保、非常用食料の備蓄などの「ハード面」にウエートを置きがちですが、「ソフト面」の充実も忘れてはなりません。それが災害発生直後の一連の初動対応手順です。今回は初動対応の3つのポイントを紹介します。
本誌転載「心地良さ、人とのつながり……「行きたくなる」オフィスの条件」
これからの「行きたくなる」オフィスは「居心地」がキーワードに 働く場づくりに重要な4要素
株式会社オカムラ ワークデザイン研究所が発行した『「行きたくなる」オフィス 集う場のデザイン』では、従業員が積極的に「行きたい」と思うオフィスが備える条件を分析している。集う場をつくるのは、総務部門の役割だ。そこには、規模や予算にかかわらず、共通して求められる要素が存在する。今回は、リサーチセンター所長の花田愛さんに、2回にわたり、オフィスの現在地点をうかがった。
「みんなで協力」ならやっぱり対面で オフィスでのチーム作業スペースに求める4要素
前回「これからの『行きたくなる』オフィスは『居心地』がキーワードに 働く場づくりに重要な4要素」では、行きたくなるオフィスの特徴を紹介した。今回は、リサーチセンター所長の花田愛さんに、チームで作業を行う拠点に求める要素についてうかがった。
連載「スタートアップバックオフィス(法務)の始め方」
【一般公開】スタートアップの資金調達で一般的な「優先株式」 通常の契約にはあまりない特徴的な条件は?
前回は、パッケージ化された新株予約権のひな型を用いた資金調達方法「J-KISS」(J-KISS型新株予約権)について紹介しました。今回は、スタートアップ投資において一般的に用いられる「優先株式」について、簡単に解説します。
連載「スタートアップバックオフィス(人事・労務)の始め方」
【一般公開】従業員数10人未満の会社でも就業規則は必要か? 大きなリスクから会社を守る労務管理の基礎知識
過去3回から良い人材を採用する準備が整い、「さあ! いくぞ!」という段階になりました。しかし、会社が従業員を雇用する際にはさまざまなリスクや問題が生じます。これらのリスクは、法的、社会的、経済的な側面から企業の経営に影響を与える可能性があり、予防・管理が必要です。ときには、大きな出費を伴うこともあり、スタートアップの会社にとっては存続の危機に陥ることにもなりかねません。このようなリスクをできるだけ未然に防ぐためには、適切な労務管理を行う必要があります。
連載「スタートアップバックオフィス(経理・財務)の始め方」
【一般公開】法人設立後すぐに必要となる税務手続きは? 押さえておくべき年間スケジュールと納付計画の立て方
前回はスタートアップバックオフィスとしての心得と法人設立時の税務手続きについて解説しました。法人設立後、私たちがよく受ける質問は「手続きが多すぎて全体像が見えないので、一覧できるものはありますか?」というものです。会社員として働いていた方にとっては、初めて行う手続きが多く、税務署や年金事務所から届く書類への対応に不安を感じることも多いでしょう。法人設立1年目は、税務だけでなく労務や銀行手続きも発生します。まずは全体として何を考えるべきかを押さえ、その上で税務の年間の流れと必要資金をイメージしていきましょう。
災害時ライフハック:防災士が紹介する「もしも」のための裏技・アイテム
【一般公開】いざというときは食器や防寒アイテムに変身! 空きペットボトルを使った災害時ライフハック6選
実際に災害が起こった場合、「用意していた防災備蓄品がライフラインの寸断で使えない……」「そもそも防災備蓄品が足りない……」など、想定外のことが次々に起こり得ます。そこで本連載「災害時ライフハック:防災士が紹介する『もしも』のための裏技・アイテム」では、防災備蓄品が足りない・使えない場合に会社にあるもので代用するライフハックや気になる防災グッズのレビュー、普段忘れがちな防災備品管理術などをお届けします。
第1回となる今回は、空きペットボトル活用術。普段はごみとして捨てられる空きペットボトルですが、災害時にはさまざまな場面で活躍してくれます。知っておくと便利なライフハックを6つご紹介しますので、いざというときのためにぜひ覚えておいてください。
※掲載されている情報は記事公開時点のものです。最新の情報と異なる場合があります。
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