
2025年3月に掲載された「総務のマニュアル」と「総務の引き出し」をご案内します。
- 総務のマニュアル:総務をはじめとするバックオフィス部門において話題のテーマの実務ノウハウを、毎月短期集中連載として複数回に分けて紹介
- 総務の引き出し:業務に直結する最新トピック(労働法/人事教育研修/SDGs/広報/労務管理/採用/デジタル化推進/コミュニケーション/メンタルヘルス/税務/防災)について各専門家が解説
総務のマニュアル「組織を強くするパーパスの策定と社内浸透の方法」
パーパスを掲げるプライム上場企業は2年で倍以上に。なぜ注目される? もたらす4つの効果とは?

昨今、経営に「パーパス」を取り入れる企業が増えています。パーパスは企業経営にどのようなメリットをもたらすのでしょうか? そこで本企画では、経営において重視されるようになった背景からパーパス策定、浸透のポイントまで3回に分けて紹介します。初回は、経営理念の新しい基準となるパーパスとは何か、そしてパーパス経営の仕組みについて見ていきましょう。
パーパスは作るものじゃない! 策定に必要なのは「見つける」プロセス。導き出す5つのワークとは

前回は、パーパスの定義や役割、企業成長における重要性などについて解説しました。今回は、パーパスをどのように策定すべきかについて、具体的なステップやポイントを紹介します。
過去最高益を更新し続けるソニーは従業員にどう浸透させたのか? パーパスを実現する4つの観点

第1回では、パーパスの定義や役割、企業成長における重要性について解説し、第2回では、パーパス策定のプロセスを紹介しました。最終回となる今回は、策定したパーパスをどのように浸透させるかを、ソニーグループ株式会社(以下、ソニー)の事例とともに説明します。
総務の引き出し(広報)
どんな記事がウケている? 読まれやすい時間は? 「Web社内報」分析データの活用テクニック

今回は「Web社内報」のアクセス解析のポイントをご紹介します。
総務の引き出し(労働法)
従業員がテレワークを継続したいと主張……会社が一方的に中止・廃止をしたら法令違反になるのか?

コロナ感染症対策もあって国内で広がったテレワーク勤務だが、最近は「仕事は出勤して対面で行うべきである」との会社の方針から、その中止や廃止が多くなった。テレワーク勤務として家庭と仕事および職場がうまく一体で展開できるのに、従業員としては急に会社から一方的に中止を命じられても困るといった問題が広がっている。そこで、最近「テレワーク勤務は、社員にとって権利か義務か」といった法的な問題に関心が向いているように思われる。また、テレワーク勤務の就業規則を策定して労働基準監督署(以下、労基署)に届け出ずに行っている会社も多いが、中止に関連して、就業規則に基づかないテレワーク勤務は「実は労働基準法違反だったのではないか?」といった疑問も出てきている。
総務の引き出し(労務管理)
自己都合退職が増える可能性も 2025年4月の改正で失業手当の給付制限が期間短縮、一部撤廃に

2025年4月から、失業手当(正しくは「基本手当」)の給付制限が大きく見直されます。これまで、自己都合で退職した場合、失業手当を受け取るまでに一定の「給付制限期間」が設けられていましたが、この期間が短縮されることになりました。また、教育訓練を受講することで、給付制限が撤廃される仕組みも新たに導入されます。これらの改正は、自己都合退職者の生活支援を強化するとともに、労働市場の流動性を高めることを目的としています。今回はこの見直しについて詳しく解説します。
総務の引き出し(デジタル化推進)
待ったなし! Windows11か他OSか……Windows10サポート終了に向けた移行対応

Windows 10のサポート終了が2025年10月14日に迫っています。これ以降、Microsoftはセキュリティ更新や技術サポートを提供しなくなるため、システムの脆弱性が放置されることになります。結果として、ウイルスやサイバー攻撃のリスクが高まり、業務に支障が出る可能性があります。
みなさんの中には、「またWindowsのアップグレード対応をしなければならないのか」と感じている人も多いのではないでしょうか。Windowsのアップグレード作業は単なるバージョン変更ではなく、社内のIT環境の整備や予算の確保、ほかのアプリケーションの改修、社員への案内など、さまざまな対応が求められます。しかし、アップグレードは、社内のIT環境を見直す絶好の機会でもあります。
Windows 11に移行するのが最善の方法なのか、それともほかの選択肢があるのか、慎重に検討しながら、最適な移行計画を立てることが重要です。本記事では、それぞれの選択肢を整理し、どのように対応すればよいのかを具体的に解説します。
総務の引き出し(採用)
人手不足の解消だけじゃない! 見過ごされた一大マーケット「就職氷河期世代」を採用するメリット

少子化の影響により、企業は慢性的な人手不足に直面しています。労働市場の逼迫が続く中、従来の採用手法だけでは必要な人材を確保することが難しくなっています。この状況を打開する手段の一つとして注目されているのが「就職氷河期世代」の採用です。この世代は、バブル崩壊後の厳しい雇用環境で新卒採用の門戸が狭まったため、多くの人が本来の実力を発揮できずにキャリアをスタートさせました。しかし、今や40歳代~50歳代に差し掛かり、経験やスキルを積み重ねた優秀な人材が多く存在しています。企業にとっては、彼らを適切に活用することで、労働力不足の解消や組織の多様化につなげるチャンスとなるのです。
総務の引き出し(メンタルヘルス)
従業員の心を守るために メンタルヘルス対策スキルを上げたい総務担当者にオススメの資格・講習

総務担当者として、メンタルヘルスの対応力を上げたい、メンタルヘルス施策をより的確に立案・実行できるようになりたいと思ったことはないでしょうか。実務能力を向上させたい場合、どこでどのようにスキルアップするのがよいのか、筆者のオススメを紹介します。
総務の引き出し(コミュニケーション)
【4月入社】受け入れ準備は万全? Z世代のやる気を引き出し、早期離職を防ぐ、OJTノウハウ

4月になると新入社員を迎える職場も多いことでしょう。3月は年度末で忙しい時期ですが、新入社員の受け入れ準備をしておくのも大切な仕事です。なお、近年企業を悩ませているのが、Z世代など若手社員の早期離職です。そこで今回は、早期離職防止のためにも新入社員に指導するときのポイントについてお伝えします。
総務の引き出し(税務)
何が変わる? 2027年4月から始まる「新リース会計基準」 現行の基準との違いをチェック

企業会計基準委員会(ASBJ)が公開し、2027年から適用される新リース会計基準の概要とポイントを解説します。
総務の引き出し(SDGs)
これからの地域連携では「エシカル消費」がキーワードに? 変わりゆく企業の社会貢献

今回は、企業と地域社会の連携の現状と課題について、導入のメリットとそのポイントを解説します。
総務の引き出し(防災)
119番通報で何を伝えるべき? 防火対策の基本と発災時の被害を最小限にする緊急対応手順

みなさんは「当社の防火対策と対応は万全です!」と自信を持っていえますか? 筆者はしばしば、中小企業を対象とした防災・BCPに関する講習会でレクチャーしたり、BCPの策定指導の一環として社内の防災点検に参加させていただくことがあります。そうした中で気付いたことは、防火対策は防災の基本中の基本でありながら、それほどしっかりとした対策が取られていないという現状でした。たとえば、「消火器の使い方を知らない」「消火器が更新されておらず、さびたボンベが倉庫の隅に転がっている」「防災訓練をやったことがない」「オフィスビルの合同避難訓練は、手の空いている社員がお付き合いで1人参加している」などとおっしゃる方が少なくないのです。そこで今回は、防災の基本に立ち返っていただくために、最も基礎的な「防火対策」と火災発生時の「緊急対応手順」についてお話しさせていただきます。
本誌転載「高年齢者雇用安定法改正と環境整備」
2025年4月から義務化される「65歳までの雇用確保」 改正のポイントをあらためてチェック

ビジネス社会の現状を見ると、60歳代前半はまさに現役世代。そうした状況下、2025年4月の法改正により、高年齢者雇用に関して2つの制度が改正されます。その改正内容と、企業に求められる環境整備について、特定社会保険労務士の小岩和男さんに解説していただきました。
「65歳までの雇用確保」完全義務化目前! 4月までに確認しておきたい4つのポイント

前回「2025年4月から義務化される「65歳までの雇用確保」 改正のポイントをあらためてチェック」では、高年齢者雇用に関する2つの制度の改正内容について解説しました。今回は、企業に求められる環境整備について、特定社会保険労務士の小岩和男さんにお話をうかがいました。
連載「スタートアップバックオフィス(法務)の始め方」
その価格表示、実は抵触しているかも? 景品表示法などスタートアップが注意すべき広告規制

いかに魅力的な商品・サービスを開発しても、それを潜在的な顧客に知ってもらえなければ売り上げにはなりません。広告活動は企業にとって非常に重要です。特に、早期の事業拡大や会社規模拡大を志向していたり、競合企業がいる中で先んじて未開拓市場のシェアを握ることが重要なスタートアップでは、会社や売り上げの規模から見たときにかなり大きな広告予算を投入することもあるでしょう。しかしながら、広告活動には一定の規制が存在します。広告規制への抵触は、会社のために良かれと思って実施したやり過ぎた広告活動が会社に被害を及ぼしてしまうパターンの一つであり、内容を理解しておく必要があります。今回は景品表示法上の規制をはじめ、代表的な広告規制の概要をご紹介します。
連載「スタートアップバックオフィス(人事・労務)の始め方」
ジョブ型とメンバーシップ型のいいとこ取り。若手に選ばれる企業になるために必要な人事制度とは?

近年、働き方の価値観が大きく変わりつつあります。特に若い世代は、「ただ会社に属していること」に価値を見いだすのではなく、「自分の仕事がどう評価されるのか」「どんなスキルを身に付け、どのように成長できるのか」といった点に重きを置くようになってきています。一方で、日本企業にはまだまだメンバーシップ型人事の文化が根強く残っています。勤続の長さや会社への忠誠心が評価され、年功序列で昇進していく仕組みです。こうした環境の中で、「がんばっても評価されないなら、なぜ努力するのか?」という疑問を持つ若手が増えてくるのは自然な流れでしょう。こうした状況の中で、ジョブ型人事の考え方が注目されています。スタートアップ企業には、若手が加入することも少なくありません。今回は、ジョブ型人事とメンバーシップ型人事の違いやそれぞれに必要な制度、これからの時代に求められる人事制度などについて見ていきましょう。
連載「スタートアップバックオフィス(経理・財務)の始め方」
「締まっている」状況とは? 起業から3年目までのスタートアップ経理に求められる決算業務スキル

「決算を締められる人がほしい」。スタートアップ経理に求めるスキルの要件を聞いているとよく耳にする言葉です。しかし「決算を締める」という言葉が指すところは、小さな企業の決算整理仕訳までが一通り自分でイメージできて登録できるところまでなのか、ある程度の企業規模でチームとして決算を締めていけるところなのか、求められるスキルはさまざまです。そもそも「締まっている」とはどういう状況でしょうか? そこで今回は、起業3年目くらいまでのスタートアップに求められる「決算を締める」スキルについて説明していきましょう。
災害時ライフハック:防災士が紹介する「もしも」のための裏技・アイテム
停電時もこれで安心! 水、お茶、スポドリ……ペットボトル飲料を使って部屋全体を明るくする方法

十分な備蓄がない中でも、身近にあるものを上手に活用することで自分や大切な人の命を守るライフハック、防災グッズレビューなどをお届けしている本連載。今回は、停電時の対策についてです。急な停電の際にランタンがあれば問題ないのですが、懐中電灯しかない場合などは、部屋全体を明るくするのはなかなか難しいものです。そこで今回は、みなさんの身近にあるスマートフォンとペットボトル飲料で、簡単に明かりを確保する方法をご紹介します。
※掲載されている情報は記事公開時点のものです。最新の情報と異なる場合があります。
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