総務の引き出し(労務管理)
精神障がいの労災認定基準が2023年内に見直し 「カスハラ」「SOGIハラ」などが追加に
岡田人事労務管理事務所 所長、株式会社ワーク・アビリティ 代表取締役 岡田 良則
最終更新日:
2023年09月26日
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厚生労働省は7月4日、「精神障害の労災認定の基準に関する専門検討会」の報告書を公表しました。カスタマーハラスメントを新たに認定基準に加えることなどが盛り込まれています。この報告書を基に、早ければ2023年中に認定基準の見直しが行われます。
業務による心理的負荷評価表
精神障がいはさまざまな要因が複雑に関係して発病するため、事故によるけがなどと比べて業務が原因かどうかを判断するのが難しいといわれています。そのため労働基準監督署では、業務による強い心理的負荷(ストレス)があったかどうかを迅速かつ的確に判断できるよう、「業務による心理的負荷評価表」を利用しています。
心理的負荷評価表では、具体的な出来事それぞれに平均的な心理的負荷の強度を定め、さらにその中でも心理的負荷が「弱」「中」「強」となる具体例を示しています。
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