法改正で義務化の議論が進む今、押さえておきたい「勤務間インターバル」導入・運用のポイント
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企業を取り巻く環境が大きく変化する中で、組織の競争力を左右するのは「人」のパフォーマンスです。長時間労働の是正や健康経営の推進が求められる今、労働者が十分に休息し、翌日も力を発揮できる状態をつくることは、経営課題の一つとして避けて通れません。
その鍵となる仕組みが「勤務間インターバル制度」です。終業から次の始業までに一定の休息時間を確保するこの制度は、単なる労働時間管理の手法ではなく、生産性向上・離職防止・企業ブランド向上につながる戦略的な取り組みとして注目されています。
制度の義務化が視野に入る中、今から理解を深め、運用の準備を進めることは、経営者や人事担当者にとって大きなアドバンテージになります。この記事では、制度の意義や導入のポイントを整理していきます。
勤務間インターバル制度を導入するメリット
勤務間インターバル制度とは、終業時刻から次の始業時刻の間に、一定時間以上の休息時間(インターバル時間)を設けることで、労働者の生活時間や睡眠時間を確保しようとするものです。2019年4月1日から、勤務間インターバル制度の導入は事業主の努力義務とされています。
勤務間インターバル制度を導入することによって、会社および労働者の双方に次のようなメリットが期待されます。
(1)労働者の健康の維持や向上
終業時刻から次の始業時刻までのインターバル時間が短くなるにつれて、ストレス反応が高くなることや起床後も疲労感が残ることなどが明らかになっています。十分にインターバル時間を確保することで、労働者の健康の維持や向上につながります。
(2)労働者の確保や定着
少子高齢化が伸展し、労働力人口が減少しています。人材の確保や定着は企業にとって大きな課題となっています。十分にインターバル時間を確保することで、労働者はワーク・ライフ・バランスを充実させやすくなります。すなわち、職場環境が改善され、働きやすい魅力的な職場づくりにつながります。採用時のアピールポイントにもなります。
(3)生産性の向上
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