前回は企業サイトのリニューアルの流れについてお伝えしました。今回は、リニューアル成功の
課題整理を徹底する
企業サイトリニューアルの一番の肝は、現行サイトの課題整理です。目的や目標の設定は、課題整理があってこそ具体的なものになります。課題を特定できれば、リニューアルの投資効果を最大化できます。オススメしたい課題整理は、「アクセス解析」「閲覧効果測定」「他社事例調査」の3つです。
「アクセス解析」では、ユーザーの傾向やページの遷移の確認を徹底します。ユーザーの傾向は、新規・リピーター、属性、居住地、関心事等を把握しましょう。アクセス解析ツールによっては「ドメイン」を特定できるので、可能な場合は必ずこれを確認しましょう。
たとえば、研究・技術開発に強い企業の場合は、「ac.jp」という「大学」のドメインからアクセスが多い場合がよくあります。研究論文を書くために技報等を参照していたり、大学生や大学院生が就職を考えてアクセスしていたりする場合が多いです。ページの遷移を確認して、研究開発情報や採用情報への遷移が多い場合は、研究開発や採用情報を目立つようにするべきという課題や、企業サイトの目的の一つとして優秀な研究・技術者の採用強化と設定できます。
企業によっては、顧客よりも競合他社に多く閲覧されていたり、最終顧客よりも商社・販売代理店のような卸売企業によく閲覧されていたりする場合があります。ドメインから、企業サイトに掲載する情報の優先順位を検討する多くのヒントを得ることができます。
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