2025年11月に掲載された「総務のマニュアル」と「総務の引き出し」をご案内します。
- 総務のマニュアル:総務をはじめとするバックオフィス部門において話題のテーマの実務ノウハウを、毎月短期集中連載として複数回に分けて紹介
- 総務の引き出し:業務に直結する最新トピック(広報/労働法/BCP/労務管理/デジタル化推進/採用/メンタルヘルス/税務/SDGs/ハラスメント)について各専門家が解説
総務のマニュアル「下請法の改正で生まれ変わる「中小受託取引適正化法」の対応実務」
2026年1月の大改正で「下請法」から「取適法」へと刷新。適用範囲や規制内容はどう変わる?

「下請代金支払遅延等防止法」(以下、下請法)は、2026年1月1日施行の改正(以下、本改正)により、「中小受託取引適正化法」(以下、取適法)に生まれ変わります。本改正により、取適法(下請法)の適用範囲やその規制内容に重要な変更が生じるため、委託事業者(親事業者)、中小受託事業者(下請事業者)の双方において、本改正に備えた準備・対応が必要となります。そこで、本企画では、本改正後の取適法の全体像を概説した上で、本改正の主要なポイントと実務対応上の留意点を解説します。初回となる今回は取適法の位置付けや規制対象、規制内容などについて見ていきましょう。
自社と取引先が規制対象かを判断する方法は? 下請法改正に伴う6つの実務対応のポイント(前編)

前回は、2026年1月1日施行の改正(以下、本改正)により、「下請代金支払遅延等防止法」(以下、下請法)から生まれ変わる「中小受託取引適正化法」(以下、取適法)の位置付けや規制の内容について解説しました。今回と次回の2回に分けて、委託事業者において必要となる主な実務対応のポイントを6つ紹介します。まずは「適用対象取引の範囲拡大」と「従業員基準の追加」から見ていきましょう。
手形による決済を採用している会社は要注意! 下請法改正に伴う6つの実務対応のポイント(後編)

前回は、2026年1月1日施行の改正(以下、本改正)により、「下請代金支払遅延等防止法」(以下、下請法)から生まれ変わる「中小受託取引適正化法」(以下、取適法)において必要となる主な実務対応の6つのポイントのうち、「適用対象取引の範囲拡大」と「従業員基準の追加」の2つを解説しました。今回は、残る4つのポイントについて見ていきます。
総務の引き出し(広報)
コロナ禍で失われた「青春」を取り戻す? 来期のインターナル・コミュニケーション計画のヒント

今回は、来期のインターナル・コミュニケーション(IC)領域の業務計画において、意識すべき具体的な2つのテーマを紹介します。
総務の引き出し(労働法)
【私傷病休職の法律関係まとめ】休職期間中の労働者であっても育児・介護休業の取得は認めるべき?

私傷病休職に関しては、私傷病期間満了時における復職の可否、あるいは復職を認めないことによる自動退職・解雇に関する紛争が多く、この点に関する裁判例や論稿も多い。また、私傷病休職の開始に関する紛争も少なくない。しかしながら、私傷病休職期間中の使用者と労働者との法律関係については上記2つの場面に比べて紛争になることが少ない。しかしながら、今回取り上げる私傷病休職と育児・介護休業との関係など、判断に迷うものも少なくない。そこで、本稿では、私傷病休職期間中の使用者と労働者との法律関係について整理する。
総務の引き出し(BCP)
重要書類の消失や停電の発生……事業継続するための代替手段は? 非常時に人員、電源を確保する方法

前回、事業にとって重要なコア業務とリソースがインシデントによるダメージを受けたとき、被害の程度と切迫性に応じた対応方法には、「仮復旧」と「本格復旧」の2つがあると述べました。特に時間的要求の厳しいコア業務については、急場をしのぐための仮復旧が不可欠であり、BCPの実効性を高める有効な戦略となっています。今回は仮復旧について見ていきます。
総務の引き出し(労務管理)
4月から被扶養者認定時に提出が求められる労働条件通知書。就業規則や雇用契約書と兼用は可能?

「労働条件通知書」と「雇用契約書」。双方に記載されている内容は似ています。しかし、労働条件通知書の交付は法的義務であるため、雇用契約書のみで運用している場合、その見直しが必要です。今回は、労働条件通知書について確認してみましょう。
総務の引き出し(デジタル化推進)
IT担当を兼ねる総務担当者はどう備える? アサヒのサイバー被害に学ぶ「ランサムウエア対策」

近年、国内企業におけるランサムウエア攻撃の被害が、いよいよ規模の大小を問わず「わが国のビジネスの構造的リスク」として浮上しています。その潮流を象徴するのが、2025年9月末に発表されたアサヒグループホールディングス(以下、アサヒグループHD)の事例です。今回はこの事例を整理しながら、総務部門が担うべき対抗策について解説します。
総務の引き出し(採用)
なぜバイアスを防ぐための「面接チェックシート」が逆効果に? 採用選考での評価を公正にするには

採用活動において応募者の適性や能力を見極めることはとても重要な機能です。しかし、人が人を見立てるという行為には、どうしてもバイアス(先入観や思い込み)が伴います。採用担当者や面接官は、事前に研修を行ってもなかなか排除することはできないバイアスの存在を前提とし、「自分の見方は偏っているのではないか」という自覚を常に持ち続けることが肝要となります。
総務の引き出し(メンタルヘルス)
休職者の再スタートを支える企業へ 知っておきたい「リワーク」活用のメリット

前回まで、メンタルヘルス不調の方や精神障がいの方自身がリワークを活用する効果やメリットについて解説をしてきました。今回は、視点を企業の休職や復職にかかわる方に変え、担当者視点でそれらを見ていきましょう。
総務の引き出し(税務)
複雑な法改正対応の不安も解消! 生成AIの活用で進める経理・税務DXの始め方

生成AIとは、膨大なデータを学習・蓄積し、そのデータを基にテキスト、画像、音声、動画などといった形式の新しいコンテンツを創り出す人工知能の一種です。今回は、生成AIを活用した経理・税務のDX化について解説していきます。
総務の引き出し(SDGs)
「見える化・つなぐ化・自動化」DXの3つの力でSXを推進 人が中心のデジタル活用で経営改革を

SX経営が企業変革の中核に据えられる中で、DXは単なる効率化の枠を超え、環境・社会価値を実装する「経営能力」へと進化しています。データが企業の「意欲」や「良心」を映す時代、SXとDXの融合が切り開く未来経営の形を考えてみたいと思います。
総務の引き出し(ハラスメント)
パワーハラスメントは上司→部下とは限らない! 能力が高い部下などによる「逆パワハラ」3事例

企業等における危機管理を専門とする株式会社エス・ピー・ネットワークの研究員が、「HR(ヒューマンリソース)リスクマネジメント」の観点から職場のハラスメントについて解説していく本連載。今回は、部下から上司に対する「パワーハラスメント」(以下、パワハラ)について、取り上げます。
「相互理解でミスマッチを防ぐ カジュアル面談の進め方」
面接前の関係づくりでミスマッチを防ぐ 企業と求職者のギャップを埋める「カジュアル面談」とは

企業と求職者が選考に関係なく、気軽に話し合う「カジュアル面談」。面接では見えにくい価値観や会社の雰囲気、働く上で重視するポイントを相互に理解し合うことで、入社後のギャップやミスマッチを減らし、定着率向上などにつながると注目されています。本連載では、そのメリットや、新卒・中途別の実践ポイントなどを解説します。今回は、まず「カジュアル面談」とは何か、その基本を整理します。
企業側も見られている「カジュアル面談」 求職者の応募意欲がアップする進め方と質問のコツ

前回は、「カジュアル面談」とは何かについて紹介しました。今回はカジュアル面談の実践ポイントを解説していきます。
「いつも好印象な人がしている言葉の選び方」
「AとB、どっちがいいと思う?」にどう答える? 仕事相手のモチベーションを下げる残念な返答とは

言語化コンサルタントの松はるな氏が相手に不快感を与えず、好印象を残すための伝え方のポイントを具体的な例を交えて解説する『いつも好印象な人がしている言葉の選び方』(あさ出版)。「月刊総務オンライン」では本書の一部をピックアップし、4回にわけて紹介しています。第4回となる今回は、第5章「仕事がスムーズに進む言葉」の中から厳選して、お届けします。
連載「災害時ライフハック:防災士が紹介する「もしも」のための裏技・アイテム」
防災目的で購入するならここを確認! ポータブル電源を選ぶ前に押さえたい8つのチェック項目

自分や大切な人の命を守るライフハック、防災グッズレビューなどを防災士がお届けしている本連載。前回はポータブル電源の必要性と、おすすめのポータブル電源についてお伝えしました。前回の記事を読んで、実際に購入してみようと思った方もいらっしゃるでしょう。しかし、いざ購入しようと思っても、あまりに種類があってどれを選べばいいのかわからず、迷いませんでしたか? 私も実際に購入時、全く同じ悩みを抱えたものです。そこで今回は、「防災グッズ」としてポータブル電源を購入する場合に事前にチェックしておくべきポイントについて、わかりやすく解説していきます。最後にチェックリストもご用意していますので、ぜひ参考にしてみてください。
連載「進まない。盛り上がらない……ダメ会議に効く処方箋」
「要するに何がいいたいの?」を卒業。会議で意見をうまく伝えられない人に試してほしい3つの手法

会議に出ると、要点を簡潔に話す人もいれば、話が冗長で「要するに何がいいたいの?」と聞き返したくなる人もいます。同じことを伝えるにも、話し方を工夫すれば、より聞き手に理解してもらえたり納得してもらえたりします。そこで今回は、会議で伝え上手になる3つの方法を紹介します。
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