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業界シェアNo.1※のWeb電話帳クラウドサービス「PHONE APPLI PEOPLE」を主軸に、働く人の魅力を最大限引き出し、イキイキと働くことを支援するさまざまなサービスを提供している株式会社PHONE APPLI。常に働き方を探求している同社は、「健康経営」「Well-Bing(ウェルビーイング)経営」の先駆者としても知られた存在。実践のポイントを教えていただいた。
※出所:MM総研「Web 統合電話帳アプリケーションの市場規模調査」(2020年7月)
取材・文◎石田ゆう子
ウェルビーイングな社員は生産性も高いという事実
「コミュニケーション改革で、『働きかた』をアップデートする」とのビジョンの下、SaaS事業と、働き方コンサル事業の2つの軸でビジネスを展開している同社。いち早く健康経営にも取り組み、経済産業省の「ホワイト500」認定を3年連続で取得。2020年からは、さらに歩を進めた「ウェルビーイング経営」に注力している。なぜ、今、ウェルビーイングなのか。
「前提として、価値観の多様化、働き方改革、労働力不足といった世の中の動きがあり、求職者も、健康な働き方に配慮している会社を選ぶようになっています。さらに、コロナ禍でテレワークが広まり、業務効率化は進んだものの、ストレスによるメンタル不調が増加。ここで大切なのは、社員一人ひとりが、やりがいと、人とのつながりを感じながら働くことです。そういったウェルビーイングにつながる働き方を、会社が考えるべき時代が来ているのだと思います」と、健康経営コンサル事業部長 兼 CWOアドバイザーの藤田友佳子さんは話す。
同社では以前から、「それぞれが最大限にパフォーマンスを発揮できる場所で働く」ことを目指し、在宅も含めて、働く場所を自由に選べるようになっている。これもウェルビーイングにつながる働き方だ。
同社が考えるウェルビーイングとは、WHOにおける健康の定義を基に、身体的、精神的、社会的にもすべてが満たされた状態であり続けること。「社会的な健康は、自分と周りの人たちとの関係が良い状態であること。この3つがそろえば人は幸せになれる。組織も良い方向に働きます」。実際、ウェルビーイングな社員の労働生産性はそうではない社員よりも1.3倍、創造性は3倍高いとのエビデンスがある。だからこそ同社でも取り組んでいる。
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