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感染症領域のリーディングカンパニーである、明治グループの医薬品メーカー、Meiji Seika ファルマ株式会社。2021年、グループスローガンが「健康にアイデアを」に刷新されたことを一つのきっかけに、オフィスをリニューアル。コロナ禍で働き方が多様化する中、より働きやすく、アイデア創出につながる環境づくりを進めている。
取材・文◎石田 ゆう子
目標も働き方も変化する中オフィスをリニューアル
1946年にペニシリンを開発して以来、抗菌薬やインフルエンザワクチンなどの感染症領域と、抗うつ剤や統合失調症などの中枢神経系領域を重点領域に展開している同社。新薬事業はもちろん、ジェネリック医薬品事業もコア事業としている。
2021年、新たなグループスローガン「健康にアイデアを」を発表。明治グループとして、健康というフィールドで、これまで以上に大きな役割を果たすことを目指す中、同社は、オフィスリニューアルを検討。「スローガンの実現には、アイデアの創出を推進する環境が重要になる。オフィスを変えることがその有効な手段の一つとなるのでは、と考えました」と、総務部総務グループ主任の長井明子さんは話す。もう一つ、コロナ禍で、在宅勤務制度の拡充や、オンライン会議システムの導入など、社内インフラが整備され、働き方の多様化が進んでいることも背景にあった。
2021年2月、社員に「働く環境に関するアンケート」を実施したところ、従来の典型的な島型のレイアウトは、部署を越えて意見を交えたり、ノウハウを吸収し合うことがしづらく、アイデアの創出を推進するという理想の環境には程遠いことがわかった。そこで、「コミュニケーションを活性化させるオフィス」をコンセプトにリニューアルを提案。2021年4月、京橋本社グループアドレス化プロジェクト(KGA)が発足した。
グループアドレス化への社員の懸念にも真摯に対応
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