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株式会社バンダイナムコホールディングスのグループ会社で、「機動戦士ガンダム」などのアニメーションを中心に手掛ける映像製作会社、株式会社サンライズ。2020年、学校にいながらアニメーション制作の現場に触れられる「企業訪問オンライン」や、社内向けのファミリーイベントをオンラインで開催。コロナ禍だからこそ、新しい施策に挑戦している。
取材・文◎石田ゆう子
コロナ禍で気付かされたオンラインという選択肢
「ゼロからイチを生み出す企業」を企業理念に、「ガンダム」シリーズや「ラブライブ!」シリーズなど、バンダイナムコグループの源となるオリジナル作品を生み出し続けている同社。「アニメーション制作は、クリエイターが紙に描いたものを集めて作る、というところがあるので、完全在宅は難しい。

よしだ・ひであき●1999年バンダイ入社。2005年バンダイとナムコの統合によりバンダイナムコホールディングスに異動。2016年サンライズ、経営企画室に出向。2021年より総務部兼任。「休日はホームパーティーや、理系出身なので、理系脳が使えるブロック組み立てを楽しんでいます」。
それでもシフトを工夫して、現在、3割の出社率でやっています」と、管理本部 経営企画室兼 総務部ゼネラルマネージャーの吉田英明さんは話す。社員と同時にクリエイターの在宅勤務も進めていくと、「自宅で自由な時間に描けるのがいい」との好反応も。今後の働き方に、在宅といういい選択肢が増えた、と前向きに捉えている。
そうした中、2020年11月3日、社員とその家族を対象にしたファミリーイベントを、ビデオ会議サービス「Microsoft Teams」(以下、Teams)を使ったオンラインで開催。「当社は多くの制作スタジオが点在しているため、1か所に集まってのファミリーイベントが物理的にきなかった。それが今回、みんながオンラインに慣れてきたので初めて実施できました」。
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