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株式会社ラック 人事部 副部長 兼 働き方改革推進室長(やまなか・さとし)
1997年入社。以来人事一筋。2017年4月より現職。「率先して働き方改革を推進していくことを心掛け、週に1度は早く帰りジムに通っています。長年腰痛に苦しんでいたのですが、平日と週末の2回、体幹を鍛え出したら驚くほど改善。もうコルセットはいりません」。
トップクラスのサイバーセキュリティ技術を強みに、トータルソリューションサービスを提供する株式会社ラック。同社では、2017年4月に働き方改革推進室を新設。社内アンケートなどを通して現場の声を集めつつ、4割もの客先勤務者も含めた全社員を対象に、"成長"をキーワードにした働き方改革に取り組んでいる。
取材・文◎石田ゆう子
トップの思いを受けて働き方改革推進室を新設
1986年に受託型のシステム開発からスタートし、情報セキュリティ分野におけるリーディングカンパニーとして成長してきた同社。株式上場や企業統合などを経て、現在、連結で従業員数2,000人を超える総合SI企業として事業を展開している。
そうした中、2017年4月、新社長に就任した西本逸郎さんの「会社が成長し続けていくように、社員が働きがいを感じながら、共に成長していける風土にしていきたい」との思いから、働き方改革がスタート。働き方改革推進室が新設された。「企業統合によって生じていた実務的な不便さや、企業文化の違いも再度見直して乗り越えていこう、との思いも背景にはあったと思います」と、人事部副部長 兼 働き方改革推進室長の山中聡さんは話す。
みんなが働きがいを持って、ともに成長していける会社になるには、まず相互理解を深めていく必要があると、全社員へのアンケートや、ヒアリングを重ねた。難しかったのは、技術者の約4割が客先勤務者であったこと。客先で本社と同様の取り組みをやっていくのは物理的に難しいとの意見もあった。しかし、トップの「難しい状況の人たちもみんなで一緒に進んでいこう」との考えの下、全社員で、働き方改革にチャレンジしていくことを決めた。
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