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2001年設立、2006年に東証マザーズ、2020年に東証1部に上場を果たしたインターネット広告の株式会社アドウェイズ。2014年には全社の指針となるスローガン「なにこれ すげー こんなのはじめて」を策定。その価値観に沿って生まれた施策の一つが、社員の子供だけで構成された子会社「ADWAYS BABY」(アドウェイズベイビー)」だという。
取材・文◎石田ゆう子
社員を愛する会社だから「愛社員」課を設置
国内最大級のアフィリエイトサービスや、スマ―トフォン向け広告配信サービス、全自動マーケティングプラットフォームなどを手掛ける同社。最近ではARやVRを活用した体験型広告に力を入れるなど、ますます活躍の場を広げている。組織も急拡大する中で、社員間コミュニケーション機会の減少や、社内の一体感の醸成が課題に。「ただ、社員に愛社精神を持ってもらう前に、まず、会社が社員を愛する会社だと示そう、と。そうして生まれたのが、社員を愛する課、愛社員課です」と、人事グループ 人事推進室 愛社員課チーフの中西陽香さんは話す。
愛社員課は現在2人。ほかの人事業務と兼務しながら、「1、家族を大切にする 2、健康を守る 3、仲間意識を強く持つ」の3つを軸に、制度やイベントの企画、実施に取り組んでいる。
中でも注目は、社員の子供だけで構成された子会社「株式会社アドウェイズベイビー」の運営だ。
アドウェイズベイビーは、2014年11月5日(イイコの日)に設立されたれっきとした法人組織。役員になれるのは、2歳以上の未就学児のみ。完全年功序列となっており、基本的には、親である社員が手を挙げて就任する。「今の役員は4人。私の長男(6歳)が社長を、次男(4歳)が、副社長を務めています。本人にも、自分は社長だとの自覚はあるようで、家でも、社長だからできるよ、とやってくれることもあって助かっています(笑)」と、愛社員課の矢ケ崎菜摘さんは笑う。
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