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今年1月、ソフトバンク コマース&サービスから社名変更をしたSB C&S株式会社。ソフトバンク創業以来続く、IT流通事業を担って37年。国内最大級のICT商社へと成長した同社では、働き方改革も積極的に推進。在宅勤務などの制度整備に、RPAによる業務効率化、副業奨励など、その多彩な取り組みについてうかがった。
取材・文◎石田ゆう子
スーパーフレックスと在宅勤務で働き方を柔軟に
ソフトバンクグループの原点である個人および法人向けIT関連製品の製造・流通・販売および関連サービスを手掛けている同社。
2014年にソフトバンク株式会社から分社したあと、四期連続増収増益を果たしている。働き方改革も以前から推進していたが、2017年、「Smart & Fun!―ITを駆使して、スマートに楽しく働こう―」とのスローガンを掲げて、本格的な取り組みをスタート。
「私たちの考える働き方改革は、業務の効率化と、社員がワクワクして働けることの両輪。スローガンはグループ共通ですが、施策自体は個社で行っています」と、コーポレート管理本部本部長の市川隆博さんは話す。
具体的には、(1)スーパーフレックスタイム制度、(2)在宅勤務制度、(3)Smart & Fun! 支援金の導入の3本セットで進めた。
(1)は、コアタイムなしで、1日最低1時間の勤務がルール。業務の繁閑に合わせて自由に働き方を変えられるのがいい。
(2)は、短時間勤務社員対象だったものを全社員に拡大した。原則、週1回出社のルールはあるが、運用は部門ごとに任せている。社員の予定は、社内ポータルサイトの予定管理システムで共有。申請は前日までにすればいい。
「弊社は、社員の約半数が女性で、短時間勤務のワーキングマザーも多い。これまでは6時間働くために通勤と準備などで2、3三時間かけていたわけですが、在宅ならそれが不要。経営からしても、その通勤時間を仕事に充てる選択肢が用意できるわけですから納得感がある。今、500人近くが利用しています」
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