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2017年創業、オフィス向けミニ無人コンビニ「600」、マンション向け無人ストア「Store600」、AIを用いた自販機訪問最適化システム「Vending Hero」を手掛ける600株式会社。創業時より週休3日制を導入し、育休取得率は100パーセント。そうした社員の働きやすさを管理しているのが「エンプロイーエクスペリエンス」部だ。
取材・文◎石田 ゆう子
社員が活躍できるよう会社での体験価値を重視
主力事業の無人コンビニ、無人ストアに加えて、「どの商品をどの自販機に入れるか。どのルートで回ると効率的か」などをAIが分析して最適化する、自販機DX支援のプラットフォーム事業を展開している同社。創業間もないスタートアップである同社に入社し、「エンプロイーエクスペリエンス(以下、EX)」部の立ち上げから携わってきたのが、EX担当執行役員の阿部愛さんだ。「どんな能力の社員が、どんな状態で業務に取り組むかによって、得られるアウトプットは大きく変わってきます。EX部の役割は、社員の会社での体験価値を最大化すること。パフォーマンスと働きやすさを両立させることです。社員が会社、個人両方の目的を達成することによって、その経験が人生の良いハイライトになることを目指しています」と阿部さんは話す。
その仕事内容は、総務人事も含めて、社員の体験にかかわること全て。採用の段階から、入社後もずっと活躍し続けられるようサポートをしていく。「体験は日々の働き方にかかわってくることですので、ファシリティから、オンラインツールの選択や運用ルール作り、情報の透明化、コミュニケーション部分の設計まで、全てを担っています」。現在、EX担当は3人。「ただ、『兼任制度』を取っているので、EX部のメンバーが開発と兼務しているなど、組織自体はグラデーション状になっているのが当社の特徴でもあります」。
創業時より週休3日制、育休取得100パーセント
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