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インターネットで、ゴルフのワンストップサービス(見る・買う・行く・楽しむ)を展開する株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)。同社では人生を豊かにする、GDOらしい働き方を目指し、働き方改革を推進。独自の「オネストジョン」制度などが評価され、今年ホワイト企業アワード最優秀賞を受賞。それらの取り組みについてお話をうかがった。
取材・文◎石田ゆう子
人生を豊かにする働き方を目指し、改革をスタート
同社の働き方改革への取り組みは早く、2013年には始まっていた。「ベンチャー企業からスタートした当社も、会社のステージが上がるにつれ、生産性の向上が経営の課題になっていました。ゴルフというレジャーをビジネスにしているからには、自分たちからオン・オフのメリハリのる働き方に変えていこう、と。『ワークファスト(Work Fast)』をキーワードに、全社にメッセージを発信したのが始まりです」と、人事・総務本部 人事企画室室長の菊池一恵さんは振り返る。
ワークファストとは、ゴルフ用語の「プレーファスト(Play Fast)」(ゴルフをするときには、早く速やかにプレーすることがかっこいいという考え方。マナー)になぞらえたもの。プレーファストのように、「早く仕事が終わって成果が出せている人はかっこいい」というイメージだ。トップや担当役員自らが、「ワークファストチーフオフィサー」などと書かれたTシャツを着用し、思いの強さを示した。ゴルフ用語は社内の共通言語。社内の理解は進みやすかった。
まずは、NO残業デーの実施や、会議の内容や時間の見直しなどからスタートし、2016年にはオフィス移転。同時期に、フレックスのコアタイムの短縮や、所定労働時間の削減など制度面も改革した。また朝方勤務を推奨し、8時30分までに出社すると、朝食とコーヒーを提供したり、7時から13時まで休憩なしで勤務して退社できる制度も導入した。「執務フロアの空調は18時半になると止まります。もちろん延長申請はできますが、残るくらいなら翌朝に」と、人事・総務本部 総務マネジメント室室長の宮内宏和さんは話す。
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