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長期経営戦略"2025年のありたい姿"を実現するため、成長戦略とともに、さまざまな働き方改革に取り組んでいるAGC株式会社。2016年、現場効率化ソリューション「Smart Logger」を開発。2018年9月には、本社オフィス内に"最高の集中空間"を開設。従業員の生産性、創造性の向上をはかっている。
取材・文◎石田ゆう子
オフィス環境から生産性と創造性の向上にアプローチ
2018年7月1日、旭硝子株式会社から社名を変更した同社。AGCグループの中核企業であり、ガラス、電子、化学品、セラミックスの事業領域で、100年以上、先端製品を提供し続けている。
そんな同社では、再成長に向けた変革に2015年から着手。2016年に長期経営戦略"2025年のありたい姿"を発表。「成長を加速させるには、働き方自体を変えていかなくてはとの危機感がありました」と、総務部総務グループ マネージャーの酒井健司さんは振り返る。
働き方を見直し、"時間の価値"を最大化するため、働き方改革部門横断プロジェクトチームが始動。よりフレキシブルに、より効率的な働き方ができるよう、さまざまな施策を行ってきた。
たとえば、育児・介護に限定しない在宅勤務制度や、コアタイムなしのフレックスタイム制、内線電話の携帯化など。そうした中、会社の中でも柔軟に、働き方が選べるようにしていこうと、オフィスの在り方に立ち戻った。ファシリティマネジメントの知見を活用し、"個々人の持てる力を最大限に引き出す"オフィス環境を実現しようと、取り組みを推進した。そして今年の9月、本社34階のスカイテラスをリノベーション。デスクでも、会議室でもない、働き方が変わる"第三の場所"を誕生させた。
「ここは、110周年事業の一環でもあり、働き方を自分で選べるオフィスのシンボル。今後は、執務フロアや工場でも同じコンセプトによるオフィス作りを展開していきたい。ゆくゆくはITツールを活用したスマートオフィスも実現できるよう、そちらの取り組みも行っています」(酒井さん)
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