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世界最大級の保険、資産運用グループAXAの一員であるアクサ生命保険株式会社。同社では、企業の社会的責任(CR)の取り組みの一環として、2012年より「社内対抗節電キャンペーン」を毎年開催。節電によるコスト削減額から、エコツーリズム啓発活動への寄付を行い、持続可能な社会の構築にも貢献している。
取材・文◎石田ゆう子
社内対抗で楽しく節電、削減コストを寄付金に
年に2回、夏と冬の電力需要が高まる時期に行われている同社の「社内対抗節電キャンペーン」。2016年7月から9月に実施された第9回キャンペーンでは、節電によるコスト削減額から100万円を拠出し、エコツーリズム啓発活動に寄付。第1回からの支援総額は900万円になった。
「そもそものきっかけは東日本大震災です。電力不足に対応するため、震災直後から蛍光灯を間引きするなどの対策を取っていましたが、その後、せっかくやるなら楽しみながら節電に取り組める方法はないだろうか、と。アイデア出しをする中から生まれたのが、競わせると盛り上がるといった社風も生かした、このキャンペーンです」と、事業費管理グループ リアルエステイト&ファシリティマネジメント マネージャーの相浦祐也さんは説明する。
内容としては、本社ビルのフロア別と、全国営業店舗の都道府県別による対抗戦で、2010年同時期比での電力削減率を競い合う。そして、全社の削減目標を達成できた場合、そのコスト削減額から寄付をする。節電の取り組みがCR活動にもつながる仕組みだ。
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