米国マサチューセッツ州ケンブリッジ市生まれのITコンサルティングファーム、ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズ株式会社。同社は、「働きがいのある会社」調査※において、2016年より3年連続ベストカンパニーに選出されている。社員の働きがいを高めるために、どのような取り組みをしているのか、お話をうかがった。
取材・文◎石田ゆう子
存続の危機に直面し、全員で作った会社の方針
ファシリテーション型のコンサルティングで、企業変革のための新たなビジネスモデルの検討から業務改善、ITソリューションの導入まで、一貫したサービスを提供している同社。社員の8割はコンサルタント。通常はお客さまのところに常駐している。「働きがいのある会社」アンケートでは、三年連続ベストカンパニーに選出。
とはいえ、ずっと順調にきたわけではない。「会社としては、100人規模まで急成長したあと、30人くらいまで急激に減ったときがありました。そのとき、このままでは会社がなくなる。もう一度、会社を一から作り直そうと、全員で合宿をして議論し、会社の方針を固めました」と話すのは人事マネージャー アソシエイトディレクターの影山明さん。
それが、【1、自分たちの会社をつくる 2、学びあい、ともに成長する 3、いい仕事をしてファンを増やす 4、オープンな会社、公平な評価】。2006年のことだった。
ノウハウは言語化し、共有し合うことで成長
以来、さまざまな取り組みを行ってきた。
たとえば、【1、自分たちの会社をつくる】の施策では、年1回オフサイトミーティング(合宿)を実施。全員で会社の将来について考え、議論をする。その企画や運営を、立候補した社員がすべて行うというのが特徴的だ。
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