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法務関連 / 税務 / 税務

相談は12/5をもって終了させていただきました。

印紙税について。第2号文書として認められる書き方とは

はじめまして。会社で総務を担当しております。
印紙税について相談させて頂きたく思います。

取引をするにあたり、取引基本契約書を締結しておりますが、
当社が作った契約書や一般企業が作った契約書では、
第7号文書として4,000円の印紙を貼っております。

しかし、大企業が作成する契約書では第2号文書として
200円の印紙しか貼っていないのが大多数です。
これは脱税ではなく節税で、ある根拠があって200円で
認められているようなんですが、その根拠が解りません。
うまく言葉を濁すようにし、
かつ基本取引で必要な内容が網羅されていると思うのですが、
具体的にどのような内容にすればそのようなことが
可能になるのでしょうか?

先生からの回答

回答者:
小林 憲史先生

大変遅くなり申し訳ありませんが、
先日、ご相談のあった印紙税の件について、回答させていただきます。

契約書等に貼付する印紙税の金額を決定するためには、
契約書の名称ではなく、その具体的な内容で判断すべきものなので、
ご相談の文章からのみでは、判断することが困難です。
したがって、ここでは一般的な判断のよりどころを、
お答えさせていただきます。
7号文書に該当する契約とは次の
五つの要件を満たしているものになります。

?営業者間における契約であること
?売買、売買の委託、運送、運送取り扱いまたは
請負のいずれかの取引に関する契約であること
?2以上の取引を継続して行なうために契約であること
?2以上の取引に共通して適用される取引条件のうち
目的物の種類、取り扱い数量、単価、対価の支払方法、
債務不履行の場合の損害賠償の方法
または再販売価格のうちの1以上の事項を定める契約であること
?電気またはガスの供給に関する契約でないこと

ところで印紙税法の2号文書と7号文書で、
判断を迷われているということは、
おそらくその契約は請負契約のようなものだと思われます。
2号と7号を区別するよりどころとして、
国税庁は次のような例をあげています。
*請負契約の場合の判断基準

イ.継続する請負で、契約金額の記載のあるもの ⇒ 2号文書
(例)機械保守契約で、月額の保守料金と契約期間の記載のある契約書。

ロ.継続する請負で、契約金額の記載のないもの ⇒ 7号文書
(例)機械保守契約で、契約期間の記載があるが、月額保守料金を別途覚書
などで定めることにしている契約書。逆に、月額の保守料金の記載はある
が、契約期間が特定されていない契約書。

ハ.契約期間が三ヶ月以内で、かつ、更新の定めのないもの ⇒ 2号文書

ニ.単発(1取引)の請負で、契約金額の記載のあるもの ⇒ 2号文書
(例)契約金額の記載のある建築工事請負契約書

ホ.単発(1取引)の請負で、契約金額の記載のない契約書 ⇒ 2号文書
(例)契約金額は別途定めることにしている建築工事請負契約書

ですから、たとえば「エレベーターの保守契約の契約書」で、
次の?は7号文書、?は2号文書になります。(国税庁ホームページより)
?7号文書となる場合
(保守料金)
第7条 エレベーターの保守料金は、一ヶ月2万円とします。
(契約期間)
第8条 本契約は、平成○○年○月○日より有効とする。

?2号文書となる場合
(保守料金)
第7条  エレベーターの保守料金は、一ヶ月2万円とします。
(契約期間)
第8条  本契約は、平成○○年○月○日より1年間とする。
ただし、契約期間満了の際甲乙双方より別段の申し出のない場合には、
更に1年間延長するものとし、以後の満期の際にも同様とする。

具体的なお答えはできませんが、以上までをお読みいただき、
判断の一助となれば幸いです。

*なお今回の回答は、平成18年5月1日に法令をもとに回答しているので、
法令等の改正などにより結論が変わることがあります。

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小林 憲史
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